ゲーム記『Witch & Hero (魔女と勇者)』

金欠なゴールデンウィークを過ごしており暇なのですが、いつかのSteamセールでゲームをいくつか買っていたのを思い出し、その中のひとつ『Witch & Hero (魔女と勇者)』をやった。

 

『魔女と勇者』は、メデューサにより石に変えられてしまった魔女と勇者を操作し、敵を倒してすすんでいく 「8Bitテイストアクションゲーム」です。

 

石にされた魔女さんを守りながら近づいてくるモンスターを体当たりで倒す。この操作はパッドの左スティックだけ。モンスターがドロップする血を集め魔女さんに渡すと、一定時間だけ石化が解除され魔法で助けてくれる。このときの魔法の操作は右スティック。なのでほとんどの操作は左右のスティックのみで簡単。ゲームシステムはそれだけだが面白く仕上がっている。

以前『Vampire Survivors』というゲームにハマったがそれに近い楽しさを感じた。両者に共通してあるのはやはり、どのステータスを上げるか悩むのが楽しいということ。今の状況にどのステータスが足りないのか分析して決定し、それが上手くハマると嬉しい。違いとしては、Vampire Survivorsは1プレイ30分でかなり疲労するのだが、こちらは1プレイ5分程度で良かった。個人的なゲーム嗜好として1プレイが長いものは避けたくなる。ゲーム全体としてもクリアまで数時間で行けたので良かった。これくらいのコンパクトなゲームがすごく好きだ。

ゴールデンウィーク、暇してる人はぜひやってほしいな。

 

 

 

***以下軽くネタバレ感想***

 

 

 

ラスボス戦がすごく良かった。第1形態のメデューサを倒すと、メデューサが石化した魔女さんを取り込み第2形態になってしまう。この第2形態のメデューサが魔女さんの魔法を使って炎攻撃を飛ばしてくるのだが、これを避けるのがなかなかハードに設定されている。いままで飛び攻撃をしてくる敵がいなかったのもあり、急に弾幕ゲーになってしんどい。

いつになったらこの弾幕ゲー終わるんだ、と感じ始めたところで思い出す。魔女さんの魔法は右スティックで操作できたじゃないか!すぐさま右スティックを倒すと、しんどかった炎の弾幕がスティックの方向だけを向くようになり、避けるのが容易になる。このギミックに気付き、思った通りになった瞬間は快感だった。

メデューサに取り込まれた魔女さんが見せる細やかな抵抗!ボス戦までの20ステージ数時間は、この瞬間を味あわせるためだけにあったのではないかと思う。ラスボス戦のギミックが最高に楽しかったので心地いいゲームエンドとなった。名作。こんなゲーム体験をまた味わいたい。